システムエンジニアK.H
2022年4月入社、28歳。システムエンジニア。6年間、高校の数学教師を経て現職。趣味は音楽で、学生時代はギターの弾き語り動画をYouTubeにアップしていたことも。（インタビュー：2022年12月1日）
転職活動は「ショートカットキー」から始まった
2022年4月にシンプルウェイに入社されていますが、前職について教えてください。
高校で6年間、数学の教員をしていました。
数学の先生からエンジニアになったのですか!?
はい、少し特殊なジョブチェンジかもしれないですね（笑）。
転職を考えるようになったきっかけを教えてください。
教員になることは中学の時からの夢だったので、その夢が叶い、忙しくも充実した毎日を送っていました。僕が働いていた学校では、生徒の出欠管理や成績管理をするためにシステムを導入していたのですが、「若くて理系」という理由で、運用を全て任されていました。そのうち他の教員のパソコンの設定なども任され、少しずつITの世界に足を踏み入れていった感じです。
そこから「転職しよう」と思ったのはなぜですか？
そうですね、、、きっかけは「ショートカットキー」かもしれないですね。エクセルファイルからデータを抽出する業務をしている時に、ショートカットキーを覚えたんです。そうすると、1日とか2日かかっていた業務を、10分で終わらせることができるようになって。勉強して工夫すれば「こんなに変わるんだ！」と驚きました。業務の効率化がとにかく楽しく、その時に感じる達成感とか喜びを味わっているうちに「自分にはこの世界が向いているかもしれない」と考えるようになりました。技術を追求してみたいと思い始めたんです。
全く違う世界へのジョブチェンジに迷いはありませんでしたか？
もちろんありました。公務員からIT業界に飛び込む不安もありましたし、生徒と向き合う教員の仕事も好きだったので。でも最後は、夢に向かって努力する生徒に後押しされた形です。自分が「追及したい」と思える好きなことに出会えたので、僕も夢に向かってみようかな、と考えるようになりました。
求められるのは「向上心」異職種でも活躍できる！
転職先にシンプルウェイを選んだのはなぜですか？
転職活動をする中で、東京のIT関連の企業4社からも内定をもらっていました。それでもシンプルウェイを選んだのは、代表の大野の考えに共感できたからです。「スピーディーかつ丁寧な仕事が大切」というのは、僕自身が「スピード」や「効率化」の中に喜びを見出していたこともあって、心から共感できたんです。
現在シンプルウェイではどんなお仕事をされていますか？
システム開発のチームで、開発を行ったり、バグ対応などの保守業務も行っています。
技術力の高い同僚が多いと思いますが、最初から業務についていけましたか？
入社してすぐは、毎日悲鳴をあげていました。教員時代にシステムの運用を任されていたとはいえ、システムエンジニアとしてはほぼゼロの状態。業務についていけているかどうかも判断できないレベルでした。基本的に土日は勉強にあてて、必死に喰らいついている毎日でした。でも、月に1回の大野との面談の時に「焦らなくていい。K.Hさんのペースでいいから」と言ってもらい、気持ちが楽になったのを覚えています。そこからは焦らずじっくりスキルアップできたと思います。プログラミングそのものがとても楽しいですし、もともと勉強は苦にならないタイプだったので、趣味の延長のような気持ちで、今もコツコツ週末を勉強の時間に充てています。
異職種からのジョブチェンジでも安心して働ける環境ですか？
はい、向上心さえあれば、スキルアップを支えてくれる環境です。疑問がある時はチャット形式のSlackや、プロジェクト管理ツールに書き込むと、先輩方が事細かに書いて説明してくれたり、口頭で伝えてくれたり...。悩んだ時にはいつも助けてもらっています。勉強する気持ち、向上心があれば異職種からの転職でも安心して働ける環境だと思います。
シンプルウェイは勉強熱心な社員が多いですね。
はい、多いと思います。「勉強しなさい！」と言われるわけではないのですが、社員一人ひとりに自ずと知識をアップデートしていく姿勢があると思います。その姿に刺激を受けて僕ももっと勉強しようと思えるので、社内に良い循環がありますね。
一度きりの人生 挑戦して「景色変わった」
フルリモートワークについてはいかがですか？
僕の場合は、毎日何十名という生徒に囲まれる仕事をしていたので、転職してすぐはそのギャップにやられました。「家に1人」という状況は、やっぱり寂しく感じられて...。入社してすぐはコミュニケーションのとり方にも悩みました。どのタイミングで話しかけたらいいんだろう？今は忙しいのかな？と、相手の顔が見えない分、悶々と考えてしまうこともありました。でも、代表の大野をはじめ、シンプルウェイのメンバーはみな、仲間思いで温かいです。僕が悩んだ時には解決まで寄り添ってもらいましたし、下っ端の僕の意見も取り入れようと、常に「どう思う？」と聞いてくれる環境があり、フルリモートでのコミュニケーションの取り方にも少しずつ慣れてきました。今はこの働き方に恩恵を感じることの方が多いです。
具体的にはどんな恩恵を感じますか？
フルリモート勤務のおかげで自分のペースで仕事ができる分、生活全般にゆとりが出ました。教員時代は土曜日や日曜日も、授業準備や部活動に追われて、プライベートの時間はほとんどなかったんです。今は土日にゆっくり過ごす時間が取れるようになり、ライフワークバランスが改善しました。自分の時間を持てるって、大切ですね。
転職に挑戦してよかったと思いますか？
はい、挑戦してよかったです。転職は自分の人生の中では大きな決断でしたが、本当に好きだと思えることを仕事にできて、業務にやりがいを感じます。そして、自分が生きたいように生きられるようになり、教員時代とは景色が変わりました。今までの人生の中で、今が一番充実しています。
今後の目標があれば教えてください
そうですね、いつかはチームを引っ張っていけるようなリーダーになりたいと思っています。スキルアップを怠らず、クライアントが求める以上の良い提案ができるようなエンジニアになりたいですね。
取材・文／谷岡碧
大学卒業後、テレビ東京に入社。報道局に配属され、社会部担当の記者として、秋葉原連続殺傷事件、東日本大震災等を取材。テレビ東京退社後、タイ・チェンマイに移住し、NGOに勤務。HIVに母子感染した子どもたちの支援などを行う。17年に帰国。現在は札幌にて子育て中。夫と小学3年生の長男、4歳の長女と暮らす。（2022年12月現在）
