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Top Interviewトップインタビュー

【役員に聞く】「日本で一番働きやすい」を目指すIT企業が、今求める人材とは?

「営業部門なし」「完全テレワーク&フレックスタイム勤務」「ワークライフバランス勤務」など先進的な取り組みで業績を伸ばしてきたシンプルウェイ。ウェブシステム開発、アプリ開発、ウェブサイト制作まで幅広く手がけながら、いち早く「働き方改革」に取り組むことができたワケとは?そして今求める人材は?役員3人に話を伺います!

代表取締役大野 裕介

1980年生まれ、愛知県小牧市出身。筑波大学工学基礎学類卒。卒業後、ITベンチャー企業を経て2007年4月に株式会社シンプルウェイを創業。目指すのは「シンプルウェイを日本で一番働きやすい会社にすること」。家庭では掃除、洗濯、料理まで幅広くこなす頼もしい2児のパパ。

取締役 兼 CTO石川 貴士

1985年生まれ、山梨県甲府市出身。つくば大学在学中にシンプルウェイ創業に携わる。中学時代にパソコンに触れ、以来20年以上プログラミングに向き合っている。開発チームのリーダーとしてシンプルウェイの「スピード」と「クオリティ」を支える立役者。

取締役・弁護士川久保 皆実

1986年生まれ つくば市出身。東京大学卒、東京大学大学法科大学院修了。シンプルウェイ勤務中の2013年司法試験に合格。2020年つくば市議選に初挑戦で3位当選。現在は、シンプルウェイ取締役、弁護士、つくば市議、IT系ベンチャー企業社長、2児の母と、5つの仕事をこなす。

『営業部門なし』でもシンプルウェイが伸び続ける理由

まずはシンプルウェイの創業のきっかけから教えてください。

大野

創業は2007年、今年で16期目になります。大学入学をきっかけに暮らし始めた「つくば」という街が好きで、インターネットコンテンツの創造を通して、つくば市の発展に貢献したいという想いからスタートしました。「スピード」と「クオリティ」にこだわり続ける姿勢は一貫していますが、当時はよくあるIT系ベンチャー企業の1つだったと思います。

「営業部門」を置かずに業績を伸ばしてきたことがユニークな点の1つですね。

大野

そうですね。システムエンジニア、サーバーサイドやアプリのプログラマー、デザイナー、フロントエンドエンジニアなど、社員はそれぞれに高いスキルを持ちながら、クライアントとのやりとりもこなしています。

もともとは僕が営業担当として全ての顧客の間に入ってやりとりしていた時期もありましたが、少しずつ手放してスタッフに任せてみたら、みな自然と営業的な役割も、ディレクター的な役割もこなしてくれるようになりました。

石川

大野は社員を信頼して「任せる」というのがすごくうまいんです。

大野

僕の仕事はどんどん少なくなる一方です(笑)。ただ、スタッフに任せることができたのは、クライアントとの強い信頼関係があったから。「スピード」と「クオリティ」にこだわって価値あるものをお客様に届け続けてきた結果だと思っています。

シンプルウェイの場合「単発」で終わる仕事というのがほとんどありません。システム開発やウェブサイト制作で関わらせていただいたクライアントとも「保守」という形で長いお付き合いをしていますが、長いお付き合いの中で「じゃあ次の案件も」と紹介していただくことが多く、今は紹介案件が7割を占めます。

すごい数字ですね。

大野

紹介案件が7割で、東証1部に上場しているような大企業であっても95%以上が直接取引です。下請け仕事はほぼないので、社員が困るような無茶な発注はきませんし、お互いの顔がよく見えているので、トラブルになるということもほぼありません。だからこそ、クライアントとのやりとりも社員に任せられる。

僕の大切な役割は、無理に「売る」ことではなく、信頼関係を築けるクライアントをしっかりと「見極めること」だと思っています。

技術者がクライアントの「未来」を見据えて仕事を構築

石川さんは開発チームのリーダーを務めていらっしゃいますが、営業部門を置かず、技術者が直接クライアントとやりとりするメリットはどんなことですか?

石川

まず何より返答が早くなることです。僕らの場合「技術に確認します」という「間」がありません。自分たちで段取りして「◯日でできます」と即答することができます。伝書鳩を挟まないことで「こう伝えたのに伝わっていない」というコミュニケーションロスも減らすことができます。

クライアント側もストレスが減りますね。

石川

そうですね。「スピード」に加えてもう1つの大きなメリットは、クライアントの将来まで見据えて仕事ができることでしょうか。

僕らはクライアントの要望を直接聞いているので「このお客さんは将来についてこういうビジョンを持っているから、こういう設計にしよう」と、技術者がクライアントの「未来」について価値観を共有しながら仕事を構築することができるんです。これは、僕らの仕事のクオリティに直結していると思います。

これはあくまで一般的なイメージですが、技術者の中にはコミュニケーションが苦手という方もいると思います。どう対応されていますか?

石川

技術者の場合、話すのは苦手でも、テキストで論理的に伝えるのは得意、ということも多いんです。シンプルウェイははRedmineというタスク管理ツールを使っているのですが、お客さんとのコミュニケーションやタスク管理もほとんどこのツール上で行っています。こうしたツール上では言葉で話す曖昧さが少なくなるので、むしろ文字ベースのほうがしっかり伝わり、円滑なやりとりができています。

大野

入社した当時は「電話も取れない」という社員もいましたが、場数を踏むことで慣れ、今ではきっちり仕事をこなしてくれています。

『日本一働きやすい会社』目指す背景にあった「決断」

シンプルウェイのもう1つの大きな特徴は、先進的な「働き方改革」を次々に実施されていることですね。創業当時から意識されていたのでしょうか?

大野

いえいえ!当時は「深夜まで残業」といういわゆるブラックな働き方をしていました。シンプルウェイのあらゆる「変化」は、社員の意見に耳を傾ける中で生まれたもの。優秀な社員を失わないために、「どうしたら働きやすい会社を作れるか?」と考えて制度化を進めてきた結果だと思っています。働き方改革に関しては、川久保の存在が大きかったですね。

川久保

入社した当時はとにかく仕事が楽しくて、残業もまったく苦になりませんでした。ただ2013年に働きながら司法試験へ再挑戦することを決め、労働基準法を改めて勉強し直した際に「今の働き方は明らかに労基法違反だな...」と感じるようになって。

大野

以来、川久保から「社員が少ないうちに働き方改革しましょう!!」と口酸っぱく言われて。川久保はめちゃくちゃ優秀な社員だったので、彼女を失わないためにも「やるぞ!」と腰をあげました。一度「やる」と決めたからには、スピード感を持って取り組むのが僕の性分なので、1分単位の残業代支給、年休の100%消化など、当たり前の部分を整えるところからスタートしました。

川久保

その当時、大野が「売り上げが安定してから改革するという考え方もあるけど、ブラックなまま経営が安定しても長くは続かない。ホワイト化して安定を目指そう」と言っていたのをよく覚えています。大野が早めにそう決断してくれたことで、さまざまな制度設計に取り組めるようになりました。

2017年に男性社員が初めての育休を取得、2018年8月には「育児・介護バランス勤務」を導入しています。国の「働き方改革関連法案」の施行に先んじた動きですね。

大野

難しく考えていたわけではありません。たまたま子どもが産まれる男性社員がいたので「育休とってみる?」と。2ヶ月の育休だったので「仕事回るかな?」という不安もありましたが、チームで分担してなんとかなりました。

「育児・介護バランス勤務」の導入も自然な流れでした。つくばという土地柄、研究者のご主人の都合で転居してくる女性が多く「今は主婦だけど、以前はバリバリ働いていた」という優秀な方がたくさんいるんです。シンプルウェイでは10年以上前からそういう優秀な女性がパートとして業務を支えてくれていました。

子育ての都合でパートになっている方もいたので「ならば制度を作って正社員として働けるようにしたらいいんじゃない?」と。

川久保

その際に導入したのが「育児・介護バランス勤務」です。育児・介護理由での残業拒否や1分単位での休暇取得を制度として認め、残業できないことや早退、遅刻が人事評価に影響しない仕組みを作りました。のちに別の社員から「不妊治療をしたい」という相談があったので、2020年4月には、育児、介護、不妊治療を含む「ワークライフバランス勤務」と名称変更し、現在5名がこの制度を利用して正社員として働いてくれています。

「一度キャリアを降りた主婦が正社員になれない」というステレオタイプを打ち破る先進的な制度ですね。

大野

シンプルウェイの半数は女性社員で、女性の力に支えられている会社です。彼女たちはめちゃくちゃ優秀ですし「子育てしながら働きやすい会社」であることは、会社にとって大切なテーマでした。今は僕にも2人の子どもがいて、家庭では半分ずつ家事や育児をこなしているので、彼女たちと同じ立場で会社の在り方を考えられるようになりました。

今私が目指しているのは「シンプルウェイを日本一働きやすい地方優良IT企業」にすること。心身ともに健康的で長く働ける会社にしたいですし、そういう働き方の中で社員にはスキルアップをしてもらい、自らの市場価値を高めてほしいと願っています。

石川さんは一連の「働き方改革」をどう受け止めていますか?

石川

「徹夜覚悟で、集中してこの業務を終わらせよう!」みたいな働き方はしづらくなり、少し物足りなさを感じる時もありますが、社員1人1人の力量を正確に把握し、計画的にタスクを配分し、効率よく仕事を進めようという考え方ができるようになりました。

チームに長く働いてもらうためには健康的な生活が必要不可欠ですから、働き方改革を進めて間違いなくよかったと思っています。

2020年9月には完全テレワークを実現されていますね。

大野

実は石川は創業以来ずっとテレワークなんです。

石川

はい。ウェブ会議も昔から取り入れているので、完全移行もそこまで高いハードルではなかったですね。

テレワークの唯一の欠点が「誰がどこで何をしているかわかりづいらい」というものでした。それも、Log+(ログタス)というシステムを導入してクリアになりました。タスク管理と時間管理の両方ができるシステムなので「誰が、どこで、どのタスクを、どの程度のスピードで、どう進めているのか」まで把握できるようになったんです。このシステムのおかげで、テレワークの不便は全くありません。

求める人材は「自由」だからこそ「自主性」のある人

「日本一働きやすい会社」を目指す今、 どんな人材を求めていますか?

大野

僕たちの会社は働く場所も問いませんし、平日の5時から22時の間だったらいつ働いてもいいフレックスタイム制を導入しています。ご自身の趣味や家庭も大切にしていただきたい。

そうした「自由」な制度をうまく活用していただくためにも「自主性」を持って、ご自身の仕事をうまくコントロールしながら働ける方に仲間になってもらいたいですね。与えられたことしかできない方だと、せっかくの制度もうまく活用できないと思うので。

川久保

「働きやすい会社」と聞くと「ゆったり働ける会社かな?」と感じる方もいると思いますが、決してそういうことではありません。勤務時間内に集中して効率よくタスクをこなしてくださる方にぜひ入社していただきたい。

Log+(ログタス)を導入して以来「時間単位の労働生産性」が一目瞭然になったので、社内評価も客観的なデータに基づいて行っています。

石川

僕は何かしら技術をもった方に来ていただきたいな、と思っています。冒頭に話題に挙がった営業部門がないということは、言い換えるとスタッフは皆それぞれの分野で高いITスキルを持ったメンバーということになります。「自分の技術を生かして働きたい」「技術を高めたい」と本気で考えている方にとっては、切磋琢磨できる良い職場環境だと思っています。

社内の雰囲気はどのような感じですか?

大野

僕は体育会系の人間ですが、スタッフは非常に穏やかな人が多いですね。

川久保

わいわいガヤガヤという感じではなく、落ち着いた雰囲気ですね。本を読んだり、ゲームが好きな人も多いです。

ただ、働いていれば細々としたストレスがあると思うので、ハラスメントには厳しく対応していて、1ヶ月に1回は事前にアンケートをとって労務相談を実施しています。

スタッフが安心して働ける環境を作ることが私の使命の1つと思っています。

最後になりますが、代表である大野さんが大切にしている理念があれば教えてください。

大野

僕たちの会社は「ミッション」「ビジョン」などを掲げていないのですが、仕事を続ける中で大切にしてきたことは「スピードは誠意だ」ということです。

僕は手取り足取り社員を教育するタイプではないけれど、社員に「レスポンスだけは迅速に!」と繰り返し伝えています。そうした1つ1つの迅速な対応の積み重ねが、クライアントとの信頼関係構築に繋がった、という自負があるからです。

僕たちはあまり「セールストーク」はしません。無理に売ることもしない。僕はただ「価値ある商品だけをお客様に届けたい」そう思って仕事をしています。「スピード」と「品質」。会社は変化し続けていますが、この2つは今後も変わることのない僕の大切な価値観ですね。

Requirements募集要項

シンプルウェイは、スタッフ一人ひとりが成長でき、
かつ健康的に働ける職場を目指し新卒・中途問わず通年採用をおこなっています。